#8 肩のインピンジメント症候群とは

 

肩の怪我で悩まされている人に比較的多くみられる怪我にインピンジメント症候群があります。

【インピンジメント症候群とは?】
肩の前方の痛みで肩を頭上にあげた時に痛みを感じます。特にバレーボール、野球、テニスなどのオーバーヘッドのスポーツ選手に頻繁にみられますが一般の人も例外ではありません。

【どんな事が原因で起こるの?】
解剖学的にいうと肩峰下アーチという場所で
⑴肩甲下滑液包 ⑵上腕二頭筋短頭筋 ⑶棘上筋の腱
の三つの組織が狭いアーチの中を通っています。

肩を挙げる(外転時)時にメインで動く三角筋が働く事で上腕骨頭が上に動く事でこのアーチが狭くなる事で3つの組織が圧迫されてそれが続くと炎症を起こしてきます。

その時に上腕骨でこの肩峰下アーチの圧迫させないようにスペースを保つ役割をしているのがローテーターカフと言われる4つの筋肉群です。ローテーターカフは⑴棘上筋 ⑵棘下筋 ⑶肩甲下筋 ⑷小円筋の4つからなる筋肉群で上腕骨頭を肩甲骨の受け皿に押し付ける事で肩峰下アーチのスペースを保ちます。

【トリートメントはどんな感じになるの?】
ローテーターカフが適切に反応を出す準備段階として肩周囲の筋肉の緊張を解放します。
M3 スポーツセラピーでは筋力検査をする事で代償運動を見つけて過剰に使いすぎでいる筋肉を的確に評価します。
そして関節がしっかり動いているのかを確認してからローテーターカフを働かせていきます。
負荷や角度を毎回変えやすいようにマニュアルでトレーニングすることもありますが、ご自宅で適切にトレーニングをして欲しいのでオフィスではチューブを使ってエクササイズをして適切にできるのか確認していきます。

一度トリートメントをすると正しく関節/筋肉の連鎖が起こることで痛みを感じにくくなることがありますが
人によっては数日で脳が覚えている怪我をした時の動き(動きの癖)が戻って来ることで痛みが出てきやすい状況になりますので複数回トリートメントとエクササイズを行う事で正しい体の動きを習得して行きます。

肩の痛みに悩んでいるかたは赤坂のM3 スポーツセラピーへお問い合わせください。