#9 ④ケーススタディ 膝の痛み 16歳 サッカー部学生

①高校でサッカーをやる選手が訪問されました。普段から週5-6日で部活をして特に練習後や帰宅後にセルフケアを行なっていないという事でした。初めは少しの痛みだったのですが我慢していたら徐々に痛くなってきました

②検査 サイン
左右差で比べると膝の内側に薄っすらと腫れがあるのは分かりますが膝の曲げ伸ばしで痛みが確認できます。その他膝周囲の筋肉は左右で比べると痛みのある側は緊張がありました。(鵞足炎という評価です)

Neurokinetic Therapyという検査方法に習って検査すると

【弱化筋】(代償筋)
中殿筋 (外側広筋)
大腿直筋(大内転筋)

③ケアの方向性としては、上記の代償筋を抑制させて正しく筋肉の反応が出るようにアプローチ後セルフエクササイズを実践。

④どうなったか
走行時痛みを感じていたがトリートメント後に痛みは減少。

⑤コメント
部活動で最も問題なのはセルフケアを全くと言っていいほど行なっていないことが多いです。自分が高校野球をやっていた時期もそうでしたが全く自分の身体のコンディショニングに対して無頓着でしたが現在も変わっていない所が多いですね。我々アスレティックトレーナーの業界は一生懸命勉強したりしている人が多くてとても関心しますが残念ながらまだまだ部活動の現場レベルにはセフルケアの重要性が浸透していないのを垣間見ました。

難しい事抜きで基本的な事をもっと広めていく活動もしていきたいですね。

赤坂 M3スポーツセラピー