①普段からレースに頻繁に出ているランナーがM3スポーツセラピーに来られました。
ランニング中にふくらはぎの外側から張ってきて、臀部でいつもより地面が蹴れている感覚が少なく最終的に膝の裏に張り感があるということでの来店でしたが今回初めて痛みや違和感を感じる箇所だそうです。
膝裏/ふくらはぎの筋肉の痛み/張りを訴える人は足首の可動性(Mobility)に問題があることも多いため
ある程度予想を立てながら評価をしました。
足首では4方向の動きがメインで可能になりその4方向の割合で滑らかな動きが可能になる為
正しい筋肉が「上下・左右」に働いているのかが大きなチェックポイントになります。
背屈→前脛骨筋
底屈→ヒラメ筋/腓腹筋
外反→腓骨筋群
内反→後脛骨筋
② 検査(評価) サイン
足首だけでなく股関節のうまく使える必要がある為両関節の筋肉検査を行うと
・臀部の内旋が弱化
・足首の内反のコントロールが苦手
股関節、足関節でコントロールが苦手なためふくらはぎの筋肉で強引にコントロールを繰り返している状態でした。
(他にもたくさんの修正ポイントがありましたが割愛)
③リートメントの方向性とトリートメント後
最優先事項は痛みの軽減ですので足首の動きが丁寧に出来るようリリース&コントロールを繰り返しました。特に内反時に後脛骨筋の発火に遅れが見られており、その分前脛骨筋で代償。
またヒラメ筋も強く収縮している状態ですので後脛骨筋がしっかり働く様にしていきます。
④最近走る量かとても多くリカバリーが追いついていないという事でしたので積極的に休養を取ってもらい足首、股関節のモビリティドリルを継続していけばふくらはぎの筋肉の強い収縮はかなり軽減出来ると考えています
単にストレッチを繰り返すより効率的にケアをする事でより早い回復が期待できます。
いつまでも筋肉の強い張り感が残る方はM3スポーツセラピーにご相談下さい。