#25 ショートフットエクササイズと足首のアスレティック・リハビリテーション

足の第5趾(小指)は固有受容器が発達しておらず、脳からも認知されにくい領域だと考えられています。
だから歩行時にタンスにぶつける。あんなにぶつける部位、他にありますか?
その反面、第5趾はバランス機能にも大きく関わる。その矛盾に臨床的意義を感じます。
#いまさら聞けない解剖学 @shiki_machida


面白いツイートが流れてきました。

足を捻って捻挫したりで足首が腫れている状態で絶対に足に刺激を入れたくない時に小指をぶつけた時には泣きそうになりました。

固有感覚受容器とは?


関節が「自分はどこにいるよ」と教えてくれる受容器です。目を瞑って片足で立っている時に体が左右に揺れますがそれを目を瞑っていても“身体が傾いている状態”が分かると思いますがそれが固有感覚です。


以前に交通事故で足首の感覚がない人がいましたがそこ方は乗馬をされますが馬に乗っている時に自分の足首の位置がどこにあるのか分からないから馬に乗りながら目視で確認しなくてはならないため「危ない」とコーチに注意されたそうです。


この様に固有感覚受容器というのは姿勢を取るのにとても大事な能力です。この固有感覚受容器はトレーニングをすると敏感になり、加齢や怪我をした直後には鈍化(低下)していきます。足首を捻挫した時にはリハビリとしてバランスのトレーニングをする事で捻挫癖が低下出来るといわれています。


この研究では(Lee, et al. 2019)ショートフットエクササイズとバランストレーニングとの比較をしていますが週に3回(1日20-25分程度)を8週間の間トレーニングをした結果を示しています。


足首捻挫はスポーツでも日常生活でも非常に多い怪我ですが一般的には痛みがなくなればそのままにしてしまう事が多いですよね。怪我の後にトレーニングをする事で捻挫癖なったり、かばった動き(代償運動)を最小限に補う事が出来ます。
足首の怪我が将来的に腰の痛みや膝の不調に繋がることがありますのでトレーニングを継続オススメしています。


Short-Foot Exercise Promote Quantitative Somatosensory Function in Ankle Instability: A Randomized Controlled Trial. Med Sci Monit.2019;25:618-626


怪我予防、健康維持の専門家 赤坂のアスレティックトレーナー

M3 スポーツセラピー

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