#82 膝の内側の痛み

膝の痛みで鵞足炎(がそくえん)という症状があります。

原因は膝の内側に付着する3つの筋肉(半腱様筋、薄筋、縫工筋)が同じ部分に付着する為に何らかの原因でこの部分にストレスがかかると筋肉群の付着部に炎症が出てきて痛みが出てきます。

何らかの原因というのは人それぞれなので原因特定は人それぞれ違います。

ずっと運動していきたいと思っていたけれど「もう一生運動出来ないかと思った」とか実はそんなに大きな問題ではなくとも分からないと大きな問題と考えがちです。

でもそんなことはないかもしれませんよ。

例えばふくらはぎの肉離れを繰り返していて運動するとふくらはぎに痛みがありそれが原因で膝の内側(鵞足)に負担がかかる人がいました。

ふくらはぎの周囲の皮膚の動きに制限があり、皮膚に動きの制限が膝のメカニクスに変化を及ぼして運動時に膝の負担が増えて痛みを感じていました。

膝が悪いのは結果論で実際に悪かったのはふくらはぎの古傷でそれを我慢して騙しだまし運動を継続していった結果ふくらはぎの動きは悪化して膝に影響を与えているようでした。

湿布を貼ったり、痛み止めを飲んでみたり一時的に緩和させて運動を続けるのは比較的多いようですね。

筋膜ラインの浅層後方ラインではふくらはぎと内側ハムストリングは同じラインにありますが画像でもある通りある部分に制限があると別に部分にも影響を与えていきがちです。

【修正エクササイズ】

エクササイズは一回のセッションだけやるものではなく継続的に行って欲しいので宿題をやるように自宅でやってもらっています。

エクササイズも難しくしたり数が多いとなかなかやってくれません。シンプルでやったら効果があると実感させてあげる事が1番のアドバイスですね。

今回は自分でふくらはぎの皮膚を引っ張って動かしてもらうようにお願いしました。

慢性的な怪我は1日で出来たわけではなく毎日の積み重ねでできますので改善するにもやはり同じくらいの日数はどうしても必要になってきますので根気よくセルフケア、エクササイズは継続していって欲しいものです。

港区赤坂・乃木坂のアスレティックトレーナー

M3スポーツセラピー〜健康は最大の資産。Live Clean to Live Well〜

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