#13 痛みを改善する脳の3つの役割

M3 スポーツセラピーでは筋肉や靭帯などの軟部組織をメインにトリートメント/アスレティックコンディショニングを行なっていますが慢性の怪我というのは様々な要素で起きてきます。
私たち人間は脳で命令の司令塔として働いているのは知られています。それを元に人は判断して行動しています。
脳がやっている事はシンプルに3つあります。その3つは「インプット」、「解釈」、「アウトプット」です。
インプットとは?
例えば身体には関節受容体というセンサーがあり、自分の身体がどの位置にいるのかという情報を送っています。身体が傾いたらその情報が脳に送られます。
インプットはたくさんの情報があります。
筋肉、靭帯、関節、目からの情報、足部からの情報、咬み合わせなど身体全体から来ますがその質が重要になります。会社の社長が部下からの報告が丁寧で正確であればあるほど正しいフィードバックが与えられるのと同じでインプットは多く、質がとても大事です。
ですから筋肉にアプローチしたり、目(ビジョン)、呼吸などそれぞれのトレーニングやスペシャリストがいてそれぞれのトレーニングが必要なのは分かると思います。どれも大事で欠けてはいけない要素です。
解釈とは?
得られたインプットを元に解釈します。身体から「痛い」という情報が届いてくると脳は当然痛みと解釈します。関節からの情報が適切な情報(関節がズレていない)とその通りに解釈します。
アウトプットとは?
アウトプットは脳の解釈を元にアウトプットされます。そして解釈はインプットを元に作られますのでインプットはとても大事になります。急性期の怪我は避けれない物が多いですが慢性の怪我は様々な要素が考えられますので予防できるもの、改善できるものもありますが複数の要因が絡み合ったりしている為に複雑になっています。
怪我の予防や改善に大切なのは身体中のインプットを適切なものであってほしいです。
もしそれで改善しない場合は別の問題がある為に違うトライします。
一回で改善すれば簡単ですが実はそうではなく、何度も繰り返していると段々と糸が解けるように問題が解決してくるものかもしれません。
New Generation of Collagen