#103 身体が柔らかいのは良いことなのか?

「私、身体が硬いの・・という人は多くいて

そして日常的にストレッチをする事で柔らかくなって喜んでいる人を多く見たりします。

もちろん関節が柔らかいという事は身体の深部にある血管もストレッチされるので血管の柔軟性も出てくるので良いことだし、動く範囲(可動域)が広がったり、リラクゼーション効果も出たりするので良いこともあります。

その一方で柔軟性があり過ぎることによるデメリットも当然存在します。

 

身体が硬い=関節が安定する

身体が柔らかい=関節が不安定になる

 

という意味になるので、脱臼癖がある人は関節はとても不安定でビックリするほど柔軟性があります。(というより、ありすぎます)

硬すぎても、柔らかすぎてもダメということになりバランスが必要になるので体温でも血圧でも高すぎても、低すぎても、どちらかに振れ過ぎているのはよくないということになります。

 

(検温で体温が高いと入店を断れれる事が最近はありますが、低すぎて断られる事はありませんが低すぎると「免疫が低い」という事にもなるのでそっちの方が問題な気もしますね。)

 

関節は理想的には柔らかいのは良いのですが、その中に「強さ」が必要です。

うちのオフィスではこれを「関節力」と呼んでいますが、柔軟性の中に強さが必要という事で、

広い可動域で関節をコントロールする力のトレーニングを強く勧めています。

多くの怪我は一瞬で起きます。どんなに筋肉が強くても、コントロールできる範囲を超えた途端に抵抗できなくなるのでそのタイミングや角度で怪我は起きてきます。

 

またリハビリする時も、怖さは「一瞬」です。その一瞬が不安に繋がり、自信が持てなくなります。

不安があると、意識が低下するので「膝が痛いから・・。○○できない」など行動制限に繋がらるのでスポーツそのものが楽しめなくなってきて、人生そのものの「質」自体も低下してきてしましますね。

「原因のわからない不安」はとても怖いですが、「原因がわかる不安」は解決できますよね

柔軟性+強さのバランスは怪我の克服や運動機能の向上に必要なのでたくさん動いて、適切な角度で鍛えていきましょうというお話でした。