メンタルとフィジカルは隣り合わせです
痛みがある時は気分は不快になり、痛みが続くと痛みの感覚も増大することは分かっています
人間は何かするにも必ず感情が先にきます。料理をしていて油がはねたときに熱さを感じる前に「ヤバっ」て思いませんか?
その後に遅れて熱さを感じます。
そして、それが10回も20回も連続すると不快感が増大します。一滴の熱さは変わらないのに関わらず不快感が増大します
ある研究によると痛さのある部分よりも大きい範囲を痛みとして感じますがその範囲はコントロールできるようです。(小さい範囲で痛いのか大きな範囲で痛いのか)
その為には
「次に来る(と思われる痛み)が来たときにどう捉えるのかを準備しておくこと」
これは認知行動療法では使われているテクニックです
○○と考えるようにしよう
また次の痛みが来たときは○○してみよう
など自分なりに準備をしておきます。
痛みの感じる範囲が38%低下するという実験があります
例えば足首捻挫をした選手は足をかばうように歩きます。
体重を乗せてゆっくりでよいから歩いてごらん?とアドバイスすると少しずつ慣れてきます。
歩く怖さがありましたが恐怖感が取れると早く体重をかけて歩けるようになってきます。2.0km/h から3.7km/hまでは20分程であげられました。
構造的には変わっていなくても少しずつ歩けるようになってきます。その結果代償運動が減り二次的な問題が起こりにくくなってきます。
最初は怖くても少しずつ出来るようになると自信に繋がり、気持ちもポジティブになってきます。
痛みを構造的な損傷として捉えるのか、心理的なもとして捉えるのか?
構造的に損傷をしていて炎症があったりすれば当然痛みは出てきます。
しかし、その痛みに心理的な不安や怖さが乗っかると増大しますので今すぐ出来ることとして考え方を変えること。
「次、この痛みが来たときにはどうやって反応しよう?」
赤坂・乃木坂のアスレチックトレーナー
M3 スポーツセラピー