日本では高血圧で薬を飲んでいる人はとても多くいて4300万人近くいると言われていて日本の人口の1/3が降圧剤を飲んでいると言われています。
日本の3大疾病の中に心筋疾患、脳卒中の血管系の血管系があります。
心臓のポンプが弱いと末端まで血圧が行かないので血管の圧力を上げることで末端まで血液を届けようとしますが心臓が弱かったら自律神経が働いて圧力をあげようとします。
ホースを潰して水が出る圧力を上げて勢いよく水を出すのと同じですね。
歳を取ったら筋肉は当然衰えてくるので筋肉が動くことで血管へのポンプ作用が小さくなくるので血圧が上がるのは当然かもしれません。
加齢に伴い機能は衰えてくるので向上させるのは難しいかも知れませんが維持は最低限するべきなのかもしれません。
その高血圧ですが定義がここ十年で変わってきています。
2000年までは収縮期(通称「上の血圧」)が180mmHgでしたがその後8年の間に基準値が130mmHgまで引き下げられました。
今まで基準値とされていた人が基準が変わった事で一気に高血圧と言われるようになりました。そして定義上の「高血圧」とされる人が急増することにより降圧剤を処方されるようになりました。
今まで何もなかった人が高血圧だからと診断されたらメンタル的な負担はどうでしょうか?
頭の片隅には常に血圧の事が残ります。脳卒中、心筋梗塞の血管系の病気は自律神経のコントロールなので不必要なストレスが当然増えるので心配事が増えていきますね。
高齢になれは血圧が上がるのはある程度は生理学的に仕方ないところもあります。
血圧が高ければそれだけを指摘するように、それだけの解決すれば良いとばかりに降圧剤を飲んだりするのは、まるで雨漏りしている家の屋根にテープを貼って応急処置しているのと本質的には変わらない気もしますね。
日本の医療費はそれから急増していきます。
高齢者が増えてくれば医療費が増えていきます。日本の高齢化は続くのでこれからも増えて行きますがこれ以上増えてくると国も保険として医療費をカバーできなくなってくるとアメリカのように自分で払う時代が日本でもやってきます。
医療費が高いというもの現在の問題点。16兆(1985年)→32兆(2005年)→42兆(2019年)
マイケル・ムーア監督のSicko(シッコ)というドキュメンタリー映画がありますが支払えない人は医療を受けられない人が多いとようですね。
日本がどれだけ恵まれているか・・。
その保険制度が崩壊したら予防に意識がいく人が多くなっていきますがそれでは遅いという人が近くにいないように願うばかりです。
運動や栄養はもちろん大事、日光浴、感情のコントロールなど色々な要素が含まれてきますが全てがそろって健康(健体康心)になってきます。そしてすべては日々の習慣とある程度の練習が必要ですので20年、30年後の自分や自分の家族を守るための習慣が必要になってきます。
絶対に健康は維持して質の高い毎日の習慣があった方が楽しいです。高齢になればなるほど健康に対する心配の会話がとても多くあるので自分でもある程度予測できる未来に対しての準備は絶対に必要だなと思います。