M3スポーツセラピーは自分の『身体をコントロール』するというのがテーマになっているコンディショニング/トリートメント・ルームです。
筋肉を大きくする為の機材はなく、色々な動きに対して身体の使い方を覚えるのがトレーニングのコンセプトですので「トレーニングジム」という呼び方はしていません。
一般的にはトレーニングといえば筋肉を大きくする事を指すかと思います。特に50-60代の方にとっては将来的に困らないように運動して「貯筋」しましょうというのがテーマになっているかと思います。
特に女性は更年期からホルモンバランス/ホルモン自体にも変化が出てきますし、骨の減少も気になるかと思います。
女性だけでなく男性も45歳くらいから骨量が減っていくと言われています。生活で自分で動けるの事は基本中の基本ですが世の中でその意識がはっきりしている人とハッキリせずに痛みが出てから気がつく人の格差が大きくなっているように思います。筋肉に強い負荷を与えることで骨に刺激が伝わり骨の強化につながるので骨の強化の為に身体に強い負荷を与えるのは有効だと思います。
私のオフィス「M3スポーツセラピー」では筋肉が増やす前に、動かせる範囲を拡げて細かい動きがコントロールできるようになってから筋肉を大きくするという考えで行っています。その為50-60代の女性に多いニーズである「骨の強化」という事でしたサプリメントをお勧めしています。
筋肉を強くするのはとても大事ですが、骨の強化だけでなく別の身体の部分に問題が出てきても困りますのでバランスよく動かしましょうという感じで行っています。
お尻が上がる(ヒップアップ)や腹筋を意識的に割る(シックスパック)ようなトレーニングはありませんが結果的に身体の変化は自然と起こってくると思います。身体(動き)がコントロールできるという事は筋肉でも
使いすぎる筋肉と使わなすぎる筋肉の「筋肉格差」があると細かい動きができなくなっていきます。
実際にスポーツ選手で怪我をする選手は筋肉格差が開きすぎて耐えきれなくなったところが肉離れのように断裂していくのが基本的な考え方です。
単に痛い箇所を鍛えようという考えではなく、痛みがこないように負荷を別の部位に逃すようなアプローチをしていきます。
一方でボディメイクを専門にしているジムもあります。カッコ良い身体作りをして自分に自信をつけるとか、ダイエット(減量)を目的にしていたりしてコンセプトは様々です。一般的には「トレーニングジム」というだけでテーマが違うパーソナルトレーニングジムに行ってしまう事もありますので何を求めているのかを最初にハッキリさせていくのが良いと思います。
トレーニング=リハビリテーション
治療=予防という考え方
一般的には歯磨きをしたら虫歯の予防ができるとされています。(最近は虫歯の原因は自律神経の乱れが原因という歯科医師もいます)
しかし、虫歯ができたら歯磨きでは治りません。もしスポーツをして骨折したり、筋肉を断切したら治療でスポーツをするはずがありません。
もし身体の組織の破壊や損傷が起きているのであれば、治療と予防は違うことが当然ですが慢性的な症状の場合は同じであるべきだと思っています。
足首が不安定(土台が不安定)だとしたらそれより上の部位(例えば大腿部)はバランスを取ろうとして過度に筋肉を使ってアンバランスを防ごうとします。不安定な状態が継続されたりしたら筋肉がエネルギー切れを起こして最終的には一番弱い部分が断裂していきますよね。
こんなケースでは断裂した部分を鍛えてしまっては元の原因である足元の不安定が解決されていたければ再発するケースが多くあります。
その為足元の不安定さを解決してあげたら、断裂してしまった大腿部の負担は圧倒的に減っていきますし、回復も早くなるでしょう。
特に断裂など部位が損傷していなければ問題解決は早くなっていきます。
使えていない部分を鍛えて、使いすぎている部分に負担が掛かりすぎないようにアプローチしていきます。