「あれ、また足を捻った!」と足首の捻挫は複数回繰り返してしまう人が多くいます。よく捻挫は癖になるといいますよね。
捻挫は骨と骨を支える靭帯を伸ばしてしまう事ですが、関節を支えるものがなくなってしまうので靭帯を伸ばしてしまったら関節は筋肉で支えるしかなくなってしまいます
「どこの筋肉で支えるの?」
ケースバイケースではありますが足首周囲の筋肉全てで関節を守ろうとします。今日のクライアントは足の小さな筋肉で支えていました(拇趾外転筋)。
足の捻挫で一番多いのは前距腓靭帯ですが靭帯による支えがなくなると筋肉が常に引っ張っている状態で固くなってきます。常に緊張しているので血液循環は阻害され、本来行くべき栄養が届きにくくなり、老廃物も排出されにくくなってきます。
常に捻挫した足首を守ろうとするためやがて動くにくくなくなり、別の筋肉がサポートする為に働き出します。
(常に底屈+内反位になる→ひらめく筋の筋腱移行部、拇趾外転筋で代償→①ふくらはぎの肉離れ、②アーチの低下による代償)
下記の動画は左足首を捻挫してふくらはぎの筋肉が上手く収縮出来ずにいる選手です。最大限「背伸び」をしようとすると痙攣を起こしてしまいます。
捻挫をしてふくらはぎの筋肉が常に緊張(固くなっている)状態で走り始めるとその部分に痛みを感じる事があります。
結果として捻挫を繰り返しすることでどの筋肉を使ってどのような動きをするのか、(過去に)していたのかを忘れてしまうために代償運動がおきてきます。
怪我を改善するためにアスレチックリハビリテーションを行う
怪我をしてその部分が痛くなくなったとしてもスポーツに復帰するのだとまだ半分くらいしか準備が出ていません。
アスレチックリハビリテーションを行うと「二次的な怪我(怪我が別の怪我を生む)」や運動機能の低下を防ぐ事ができますので痛みがなくなったら大丈夫と思うのでは不十分です。
怪我をする前の状態に戻せればスムーズに競技復帰できますが怪我前の状態に戻る前に復帰しようとすると二次的な怪我に繋がったりまた同じ部分が痛くなったりします。
「筋力」「可動域」「持久力」「精神的な自信」などがなくなったら復帰のOKになります。
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