#40 怪我をしたらどうするの?〜新提案〜

心肺蘇生法で学ぶのはABCというのは「Air way」「Breathing」「Circulation」
といってAir way(気道確保)、Breathing (呼吸の確認)、Circulation (脈の確認)という3ステップから覚えやすいように出来ています。


怪我をした時にはRICE処置 (詳細はこちらよりhttp://m3sports-therapy.tokyo/archives/1934)→POLICE処置というように進化しています。


今年になって PEACE &Loveという、応急処置に加えて急性期をすぎたらこうしたら良いですよという指標になるものを推奨しているものを見つけました。

英語ですが頭文字を使って覚えやすいなともいましたのでM3 スポーツセラピーでも採用いたします。その内容をアスレティックトレーナーという観点から説明いたします。


Protection(保護する)

先ずは怪我をする前に防具や準備する事で怪我の予防を行います。怪我をする事は誰も望んでいませんが怪我をする前には「怪我をするから予防・準備をたくさんしよう」という人は残念ながら多くはいない気がします。「怪我をしない」と聞くとネガティブを打ち消すイメージをしますが怪我にも防げるもの、防げないものがある中で防げる怪我を防ぐことは実は体を動かしやすくする為にパフォーマンス・アップにも繋がります。

Elevation(挙上)

怪我をした時には患部を心臓よりも高い位置にして重力を利用する事で腫れ(腫張)を予防することができます。足は身体の最下部にあるのでどうしても腫れやすい部分なので怪我をした直後は意識的に上にあげておくことで腫れを防ぐ事ができます

Avoid Anti-inflamatories (炎症を起こすものは避ける)

多くのことが考えられますが、例えば食品。炎症を引き起こしやすいものとして精製された食べ物(白米、上白糖、小麦粉)やカフェイン、アルコールなどは身体の炎症を引き起こすものとしては注意が必要です。

食べるものによってそんなに身体に影響するの?と思いますが結構大きいていますので是非実践して欲しい項目です。

Compression(圧迫する)

昔から言われている項目ですが腫れが出てこないように物理的に腫れを抑えてしまおうという考えです。パッドで抑えても良いし、テーピングなどで圧迫を加えても良いかと思います

Education(教育する)

一般的に知られている項目でも当たらめて丁寧に説明を受けて見ましょう。

アスレティックトレーナーに聞いてみると答えてくれると思います。怪我をした時に暖めるの?冷やしたら良いの?

基本的な事ですがこちらにもブログにしてありますのでご覧ください。(http://m3sports-therapy.tokyo/archives/1934

怪我をした時には患部を心臓よりも高い位置にして重力を利用する事で腫れ(腫張)を予防することができます。足は身体の最下部にあるのでどうしても腫れやすい部分なので怪我をした直後は意識的に上にあげておくことは重要な要素です。


ここからは急性期(受傷後72時間)を目安にした対応です。それまではPEACEの項目を徹底していくよいかと思います。

Load(負荷をかける)

筋肉や神経は使えば使うほど適応して行きます。

反対に使わなければ筋肉も機能も低下して落ちていきます。

体重をしっかり載せられますか?怖がって代償運動が出ていませんか?筋肉は落ちるのはとても早く、元に戻すのは時間がかかるものです。

必要な負荷は体や筋肉にかけて維持させていきましょう。
参照ブログ安静にしたほうがよいのか?http://m3sports-therapy.tokyo/archives/1690


Optimism:「楽観的に考える」

怪我をしたのですから痛いのは当然で避ける事は出来ません。しかし個人の努力で最小限にする事はできるかもしれません。トレーナーやドクターに従ってやるべき事を明確にしてその過程を楽しみましょう


Vascularization:「血液循環を促す」

組織の回復には血液循環を促す事がとても重要です。酸素や栄養を増やして、老廃物の排出を増やす事。出来る範囲で運動したり、マッサージを受けたり、お風呂に入るもの良いかもしれません。

特にジャグジーの泡を患部に当てる事でマッサージ効果も出すことができます。10-20分程お試し下さい


Exercises:「エクササイズ」

怪我をした部分のリハビリから、関節の動きを良くするモビリティトレーニングなど患部以外のトレーニングも欠かさずに行うことが重要です。前述した通り、使わない能力は落ちて行くので様々なエクササイズを行いましょう


アスレティック・リハビリテーションにおいて最も重要な事は悪化させないことです。エクササイズやトレーニングして調子が良くなってくると楽しくなってきたり、早く復帰したいという気持ちから焦ってしまう事があります。

くれぐれも注意して行うためにお近くの専門家にお問い合わせください。
アスリート、スポーツでの身体の違和感ならM3スポーツセラピーにどうぞ

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毎日必要なミネラルはリキッドタイプがオススメです。